聖飢魔II / Jack The Ripper (1986)
1982年に東京の早稲田大学で結成されたヘヴィメタルバンド。
1986年に発表された大経典(アルバム)[THE END OF THE CENTURY]の5曲目に収録されています。
聖飢魔IIが結成される前からダミアン浜田殿下がライブで披露していた[衝動殺人者]の歌詞差し替えバージョンです。
ライブでは閣下と観客の最高に楽しい掛け合いの聴ける超人気曲
閣下「この後に及んでまだノリの悪い奴らがいるな・・・。そういう奴はどうしたらいい?」
観客「コロセ〜〜〜〜〜〜!!!!」
閣下「どうしたらいい!??」
観客「コロセ〜〜〜〜〜〜!!!!」
閣下「どうしたらいい!??」
観客「コロセ〜〜〜〜〜〜!!!!」
閣下「昨日人をコロした。だからあとは、何人コロしても同じだ!」
観客を見渡して、一人を指差し
閣下「お前をコロす!」
更にもう一人を指差し
閣下「お前もコロす!」
おまけにもう一人を指差し
閣下「お前もコロす!ぐはははははは!My Name Is Jack The Ripper」
そして曲が始まります。
かなりIron Maidenに影響を受けたツインリードのギターを中心としたメロディアスな楽曲です。
ドラムは超堅実なプレイ。
フィルインはほとんどせず、ひたすらビートを刻んでいます。
これには、理由があるんです。
ドラマーのライデン湯沢殿下は当時まだ世を忍ぶ大学生であり、プロデビューをして初めてのレコーディングでした。
前作の悪魔が来たりてヘヴィメタるでは名前はクレジットされていますが、加入したてでレコーディングへの参加は間に合いませんでした。
そのため、後に聴けるテクニカルなプレイはまだ披露されておりません。
ただ、それがかえってよかったかも。
楽曲のアレンジもメロディも完成されていて、下手なフィルインを入れると曲の雰囲気が壊れてしまう恐れがあるからです。
何もしないことも、曲を良くする一つのエッセンスです。
ライブでは、その鬱憤を腹すかの如くテンポを挙げてぶっ叩きまくってます。
まるで別人のような雷神の如きプレイです。
スタジオヴァージョンとライブヴァージョンで二度美味しい名曲です。
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