【曲紹介】Rainbow / Lost In Hollywood

レインボー / ロスト・イン・ハリウッド (1979)

1975年にイングランドで結成されたハードロックバンド。
1979年に発表された4枚目のアルバム[Down to Earth]の8曲目に収録されています。[

[Deep Purple]を脱退したRitchie Blackmoreを中心が中心となり、ロックの歴史に名を刻む人気作品を立て続けに連発。
クラシカルな様式美に彩られたハードロックの代名詞となりましたが、徐々にアメリカでのヒットを意識したなサウンドへと舵を切り、それを良しとしないシンガーの[Ronnie James Dio]が脱退。
新たに[The Marbles]でヒットソングを記録したり、ソロ活動ではオーストラリアで非常に高い人気を誇っていたGraham Bonnetを招き入れた作品からのとても人気の高いアップテンポのナンバーがこちらです。

Cozy Powellによるスネア連打が炸裂するオープニングは、シンプルながらも破壊力抜群!
そこに乗るスピード感のあるキャッチーなギターリフは、まるで[Deep Purple]時代の[Lady Double Dealer]のように気分を高揚させるファンキーな要素も兼ね備えています。

Graham Bonnetの全身全霊を込めた熱唱も見事!
血管が切れるのではないかと心配になる圧倒的声量は、全てを薙ぎ倒さんとする勢いを感じます。
これまでハードロックを歌ってこなかった彼にとって、自身の持つ新たな魅力の再発見ともなった名演です。

アメリカでのヒットを意識した路線とはいえ、クラシカルなアレンジも盛り込まれています。
音大出身であり、フュージョンやロック問わず数々のセッションへ参加してきたDon Aireyの弾く壮大なシンセのソロは、単調になりがちな楽曲にひと匙ほどのドラマチックなエッセンスを加えています。

個人的に一際耳を引くのが、ドラムのバックで微かに鳴っているシェイカーの音です。
Cozy Powellのビートはヘヴィで豪快ですが、シェイカーの音のによって絶妙なリズムの跳ねを感じさせ、思わず踊り出したくなるリズムが生まれました。
僅かな工夫で最大限の効果を生み出す好例です。

残念ながらこのラインナップの寿命は短く、アルバム一枚であっけなく崩れ去ってしまいました。
ですが、その集大成ともなったバンドの金字塔とも言える名曲です。

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