【曲紹介】Biscaya / Howl in the Sky

ビスカヤ / ハウル・イン・ザ・スカイ (1983)

1982年に結成されたスウェーデンのハードロックバンド。1983年に発表された唯一のアルバム[Biscaya]の1曲目に収録されています。

[Europe]や[220Volt]と共に日本でのデビューを飾った最初の北欧メタルバンドとして数えられます。
そのサウンドは、[Deep Pueple]や[Rainbow]からの強い影響が感じられる様式美全開のクラシカルなものでした。

[Rainbow]のSpotlight Kidに酷似したリフは、同年にデビューを飾ったAlcatrazzのJet To Jetを連想させます。
Jet To Jetを作曲した[Yngwie Malmsteen]は、同じスウェーデン出身であること面白い共通点です。

同時期にデビューしたバンドの中でも頭一つ飛び抜けて演奏能力が高かったのがBiscayaでした。
レコーディング当時のメンバーの平均年齢は20歳未満なのですが、それにしては恐ろしい安定度です。

弱いのはヴォーカルだけ。
ですが、そこがまたB級新人バンドとしての微笑ましさすら覚える魅力になっています。

この曲の聞きどころは、ギターとキーボードのソロバトル!
クラシカルなフレーズの応酬には、バチバチと火花が散るかのような緊張感が漂っています。
個人的に、[Rainbow]のA Light In Blackに匹敵するほどの名演だと思っています。

特に、中盤で聴けるユニゾンプレイのベッタベタなメロディラインは恥ずかしさすら覚えるレベルです。
こういうフレーズを恥ずかしげもなく切り込んでくるのが若いバンドの魅力です。

残念ながら、様式美溢れるスピードナンバーはこの1曲だけ。
他は全て異なる方向性の楽曲のために、一発屋ならぬ一曲屋とまで評されています。
しかし、北欧メタル創成期にこれだけインパクトのある楽曲を発表できたことは歴史に名を残すに値すると思っています。
北欧メタルマニア、様式美マニア必聴!

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