【曲紹介】Avril Lavigne / Everybody Hurts

アヴリル・ラヴィーン / エブリバディ・ハーツ (2011)

2002年から活動しているカナダ出身のシンガーソングライター。
2011年に発表された4枚目のアルバム[Goodbye Lullaby]の8曲目に収録されています。

17歳のデビュー以降、世界中でヒットを連発したカナダを代表する人気シンガーです。
前作の[The Best Damn Thing]は当時の夫である[Sum 41]のDeryck Whibleyがプロデュースを手がけた影響で、弾けるようなポップセンス溢れる名作となりました。
それと引き換えに従来の彼女が持っていたシリアスで繊細な部分が取り払われたことで、ファンの間でも賛否両論となります。
その反動からか、本作はポップながらもシンプルなアレンジで少し陰のある落ち着いた作風となりました。
その中から、ソフトでセンチメンタルなナンバーがこちらです。

アコースティックギターと歌を中心とした必要最小限のバンドアンサンブルは、これまでのゴージャスな彼女のイメージを塗り替えました。
声を張り上げず淡々と歌い上げるスタイルは、彼女の声の持つ魅力をより引き立てているように思えます。

低音で囁きかけるような歌声には虚無感にも似た儚さがあり、それがマイナー調のメロディラインに見事に溶け込んでいます。
離婚やレーベルとのトラブルを乗り越えて、ただのアイドルシンガーからは完全に脱却したことを証明しているかのようです。

落ち着いた曲調とはいえ、アンサンブルはしっかりと作り込まれています。
要所ではエレキギターのサウンドも取り入れ、ラストには多重録音のコーラスも登場。
アコースティックギターだけの弾き語りをする前提で作られてはいますが、数え切れない程のリスナーへ発信する商品としての気遣いもしっかり持たれています。

前作までの破天荒で反骨心に満ちた仮面は剥がれました。
ミュージックビジネスに翻弄された自分を解放し、等身大の飾らない姿を初めて見せた名曲です。

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