【曲紹介】Seven Spires / The Trouble with Eternal Life

セブン・スパイアーズ / ザ・トラブル・ウィズ・エターナル・ライフ (2020)

2013年にアメリカのボストンで結成されたシンフォニックメタルバンド。
2020年に発表された2枚目のアルバム[Emerald Seas]の12曲目に収録されています。

ゴシックメタルバンドのLight & Shadeでも活躍する実力派女性ヴォーカリストのAdrienne Cowanの在籍しているバンドです。
2作目にして日本デビューを果たしました。

アルバム本編を飾るラストナンバーですが、これがまた超ストレートなメロディックパワーメタルで、最後がこの曲でいいのかと疑問を感じます。
明らかに、1曲目に持ってくるべき曲調でしょう?

スピード感溢れるツーバス連打の上に乗るのは、ギターが奏でる1発で覚えられるほどキャッチーな美メロです。
そして、ドラマチックで表現力に富んだヴォーカルライン。
サビは、イントロで流れたギターのメロディをそのまま歌うパターン。
まさに、メロディックメタルの王道中の王道です!

ただ、何度も聴いているうちに何かの曲に似ているなと感じてきたんです。
何の曲だったろうか?
10回ぐらいリピートした時に気がつきました。

KamelotのForeverです。
メロディラインといい、曲展開といい。ヴォーカルの歌い方といい全てにおいて酷似しています。
アメリカのバンドでありながら、シンフォニックメタルをプレイしているところも同じです。
20年の時を経て、あの名曲が新しい形で蘇ってくれたことを本当に嬉しく思います。

まだまだマイナーな存在ですし、方向性も100パーセント定まっているとは言えない状況です。
ただ、歌唱力も演奏力も間違いなく第一線で活躍できるものを持っています。
今後に大きな期待が寄せられます。

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