【曲紹介】Extreme / Cupid’s Dead

エクストリーム / キューピッズ・デッド (1992)

1985年にアメリカのマサチューセッツ州で結成されたロックバンド。
1992年に発表された3枚目のアルバム[III Sides to Every Story]の5曲目に収録されています。

1989年のデビュー以来、Nuno Bettencourtの弾くブラックミュージックのリズムを取り入れたテクニカルなギターワーク人気を博し、メディアからは[ファンクメタル]と呼ばれました。
シングルのMore Than Wordsが全米1位に輝き、同時期にロンドンで行われたFreddie Mercury追悼コンサートでの素晴らしいパフォーマンスが絶賛され、バンドの知名度は急上昇。
それによってレーベルからの圧力が無くなり、自由な環境で壮大なコンセプトアルバムを作り上げました。
その中から、特にファンクメタルの要素が強い人気曲がこちらです。

16フィールのファンキーなドラムに合わせ、Nuno Bettencourtが自由奔放にギターリフを弾きまくるジャムセッションのような構成です。
シンコペーションやキメのタイミングが綿密に計算されており、実にスリリング。
曲が進むにつれて徐々にテンションが高まっていき、矢継ぎ早に色とりどりのフレーズが怒涛のように押し寄せてきます。
卓越したテクニックも持ち合わせているため、まるで機械が演奏しているかのような正確さです。
その中にも人間らしいゴーストノートや強弱をしっかり入れているので、ギタリストとして理想的なプレイを体現しています。

そこにシンクロして果敢に攻めるベースとドラムも見事です。
あくまでもギターの引き立て役でありながらも、キメの部分では息を合わせて強烈なアクセントを打ち込みます。
バンドの一員として楽曲の持っている魅力を最大限に発揮させる、縁の下の力持ちの役割を完璧に果たした名演です。

ダークで閉塞感も感じられる新しいファンクメタルのスタイルがここに完成しました。
こういったプレイに憧れるミュージシャンも多いのではないでしょうか?
90年代の新しいロックシーンに残る名曲です。
後に、ホーンセクションを導入したヴァージョンも発表しましたが、こちらも素晴らしい出来です。

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