ストラトヴァリウス / ブラック・ダイアモンド (1996)
1985年に現在のバンド名で活動を開始したフィンランドのヘヴィメタルバンド。
1996年に発表された6枚目のアルバム[Visions]の2曲目(日本版は1曲目)に収録されています。
北欧ネオクラシカルメロディックパワーメタル
やたら長ったらしいジャンルですが、どんな音楽なのかを表現するにはこれだけ必要です。
もうちょっと長くていいなら
北欧の
新しいタイプの
クラシカルで
メロディが綺麗で
パワフルなツーバスがドコドコ鳴っている
メタル
このジャンルのド定番ソングで、Stratovariusとしては世界で初めて大ヒットを飛ばしたアルバム収録曲です。
特に、日本のメタルマニア達には熱狂的に迎えられました。
超クラシカルなチェンバロのアルペジオから静かに始まります。
チェンバロのフレーズはずーっとリフレインして、バックの演奏がどんどん激しくなっていく展開は日本人が大好きなパターンですね。
エモーショナルなハイトーンボイスも曲の雰囲気によく合っています。
サビになると、元のチェンバロのフレーズがまた出てくるのも非常にポイントが高い!
中盤ではこのジャンルお決まりの、ギターとシンセのバトルが始まります。
どっちが早く弾けるかの運動会的バトルはもはや伝統ですね。
最後のサビではヴォーカルが感情を移入しすぎて声が裏返ってしまっていますが、そこがまたいい!
ミスとして捉えるのではなく、あえて曲の味としてテイクを残してくれたセンスには脱帽です。
テンションが最高潮に達した時にチェンバロ以外がフェードアウトして、またチェンバロのソロになって曲が終わる展開も興奮します。
同じフレーズを繰り返すために、非常に覚えやすいです。
フレーズ自体は超シンプルで誰でも思いつくようなものなのに、なぜ今までやらなかったのか。
正に灯台下暗し!
バンドの歴史を語る上で絶対に外すことのできない名曲です。
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