【曲紹介】Hammerfall / Bloodbound

ハンマーフォール / ブラッドバウンド (2005)

1993年にスウェーデンで結成されたパワーメタルバンド。
2005年に発表された5枚目のアルバム[Chapter V: Unbent, Unbowed, Unbroken]の2曲目に収録されています。

1997年に鮮烈なデビューを果たし、メロディックパワーメタルの救世主として世界中のファンを歓喜させたベテランバンドです。
これまで発表した4枚のアルバムは精力的なツアーによって驚くほどのセールスを上げ、スウェーデンの音楽チャート上位の常連となります。
2002からは[Dio]と共に大規模な北米ツアーを行い、そのままヨーロッパからアジアを経て南米へとワールドツアーに繰り出しました。
Oscar Dronjak(Gt)のバイク事故によって一時的に活動休止を余儀なくされますが、メンバー全員がしっかりと休息を取った上で2年後には活動を再開。
前作の[Crimson Thunder]と同じCharlie Bauerfeindをプロデューサーに起用して、ニューアルバムのレコーディングを行います。
ミドルテンポ主体でシンプルな楽曲が多く含まれた本作は、ベテランとしての風格も備わった新たな魅力をファンに示す名盤となりました。
その中から、Music Videoも作られたキャチーなメロディを持つナンバーがこちらです。

ミドルテンポの勇猛なビートは[Accept]からの影響を感じさせます。
イントロでのリードギターは軍歌さながらのメロディを奏で、サビでは重量感のあるコーラスワークを聴かせるアレンジはヘヴィメタルの王道です。
80年代に多くのバンドが歩んできたスタンダードなのですが、焼き直しにのようには思えませんでした。
シンプルでありながら、何度聞いても飽きさせないように練り込まれたメロディラインあってのものです。

同系統のバンドには、無骨で近寄りがたいイメージを持たれることも多くあります。
メロディラインが覚えづらかったり、癖の強い声質のシンガーだったりが大体の理由です。
ですが、Joacim Cans(Vo)の声質のおかげかそういったマイナスな印象が皆無です。

活動初期には線が細く頼りないと評価するリスナーも少なからずおりましたが、長い活動の中で活動で目覚ましい成長を遂げました。
クリアで伸びのあるハイトーンは、暑苦しさすら感じるメロディラインに清涼感を与えてくれます。
[Manowar]にも肉薄するエピックな雰囲気を漂わせながらも、押し付けがましさを感じさせない素晴らしいバランスです。

サビでファンと一体となって合唱できるアレンジは人気となり、セットリストの定番曲となりました。
力強さと間口の広い包容力は、新規ファンを取り込むにはうってつけです。
真っ直ぐなヘヴィメタルへの間に満ちた名曲です。

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