【曲紹介】Stormwitch / Eye Of The Storm

ストームウィッチ / アイ・オブ・ザ・ストーム (1989)

1981年にドイツで結成されたヘヴィメタルバンド。
1989年に発表された5枚目のアルバム[Eye Of The Storm]1曲目(発売された国によっては6曲目)に収録されています。

非常にイモくさいサウンドながらも、Judas PriestIron Maidenの魅力的な部分を濃縮したかのような真っ直ぐなヘヴィメタルサウンドでマニアたちから愛されているバンドで

作品を重ねる度に徐々に洗練された方向性へと舵をとってきた彼らですが、5作目にしてビックリするほど薄っぺらいサウンドの作品を作り上げてしまいました。
まるで未発表のデモ音源を聴いているかのような錯覚に陥ります。

しかし、メロディのクオリティは只者ではありません。
中でも、このタイトルトラックはスピードナンバーながらもサビのメロディがまるで民謡の如く聴くものに安心感を与えてくれる温かかさがあります。

曲の質に反して、サウンドは最悪。
ギターの音はラジカセで再生した音をそのまま再録音したかのような薄っぺらい音ですし、ドラムに至ってはリズムマシンであろう無機質で抑揚の無い音です。
一体何を考えてレコーディングしたのか、理解に苦しみます。

とはいえ、そこを補って余りあるメロディの良さが最大の魅力です。
ヘヴィメタル的なかっこよさとはかけ離れたものにはなりますが、優しくて前向きな気持ちになれるメロディラインです。
ちょうど、同時期に同郷のHelloweenも同じような雰囲気の曲を発表しましたが、ドイツではトレンドになっていたのでしょうか。

この曲はシンガーのAndy Mückの声なくして語れません。
声の線が細く、音程も非常に不安定で悪く言えば音痴なシンガーです。
なのに、一度ハマるとこの声じゃなければダメだと思えるぐらいにバンドの楽曲にフィットしていると気付かされます。
一部のマニアにしかわからない感覚なのでしょうけれども、一度味わうと止まらない珍味のような声です。

B級メタルマニアには是非とも一度は体験してもらいたい世界です。
事実、バンドはハンガリーやチェコなどの東欧で人気が爆発し、結成から40年以上経過しても元気に活動しています。
個人的にはStormwitchを代表する超名曲です!

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