【曲紹介】Metallica / Battery

メタリカ / バッテリー

1981年にロサンゼルスで結成されたスラッシュメタルバンド。
1986年に発表された3枚目のアルバム[Master of Puppets]の1曲目に収録されています。

遂にメジャーデビューを果たしたバンドの代表作の中でも屈指の人気を誇る名曲であり、ヘヴィメタルを象徴する1曲として数え切れないほど紹介されてきました。
この曲が好きだと言うとミーハー扱いされる危険すら孕んでいるほどです。

暗い暗いメランコリックなアコースティックなソロでスタートし、Judas Priestのようにドラマチックに展開してから一気に爆走する様式は、ヘヴィメタルの基本を愚直になぞったものです。
これだけで大興奮。
この曲がそこらへんのスラッシュメタルバンドと一線を画している部分は3つあります。

1つ目は、変拍子!
要所要所で、2/4拍子をうまく取り入れてジェットコースターの急発進のようなリズムの揺さぶりをかけているところです。
とても地味な要素ですが、何度か聞くと頭に強烈に焼きつきます。

2つ目は、計算し尽くされたビートチェンジ。
スラッシュメタルは2ビートのリズムをメインに置いているのですが、要所要所でビートを半分にして元のビートに戻った部分でのスピード感を倍増させています。
Aメロに入る直前なんか、それがとても顕著です。
そして、ギターソロに入る前に一旦ハーフテンポに落とした状態からの畳み掛けるような展開は、とてもドラマチックです。

3つ目は、すごく単純なところ。
しかっりと歌にメロディラインが存在するんです。
スラッシュメタルにおいて、ヴォーカルはリズム楽器です。
メロディラインは歌わず、歌詞を打楽器のように声に乗せて打ち付けるスタイルが主流です。
なのに、この曲には明確なメロディラインが存在します。
なのに、軟弱な雰囲気はゼロ。
しっかりとスラッシュメタルとして認識できるんです。

通常は、明確なメロディラインがあるとスラッシュメタルの雰囲気は減衰します。
にも関わらずしっかりと雰囲気を保っているのは、奇跡的なバランスのおかげです。

これらの要素が混ざり合い、ヘヴィメタルを象徴する楽曲にまで登り詰めました。
20代前半の若者たちがこれを作ったのですから、それがどれだけ凄いことかおわかりいただけるでしょう?
まさに、Mettalicaの金字塔!

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