【曲紹介】Huey Lewis & The News / The Heart Of Rock & Roll

ヒューイ・ルイス&ザ・ニュース / ハート・オブ・ロックン・ロール (1983)

1979年にカリフォルニアのサンフランシスコで結成されたロックバンド。
1983年に発表された3枚目のアルバム[Sports]の1曲目に収録されています。

[Elvis Costello]のバックバンドや、[Thin Lizzy]とのツアーで下積みを続けるも鳴かず飛ばずだったシンガーのHuey Lewisを中心に結成されました。
一般的には、Back to the Futureの主題歌である[The Power of Love]がとても有名です。

長年の苦労が実って、全米で800万枚を超えるヒット作からのタイトルトラックです。
とにかく、Huey Lewisの声が超ソウルフル!
子供の頃からアフリカ系の多く居住する地区で育ち、ブラックミュージックが身近にある少年時代を送ったからか、一般的な白人シンガーとは一線を画した歌い方が特徴です。

パワフルでハスキーで本当にワクワクさせてくれる声です。
曲のテンポも、興奮した際の心臓の鼓動に合わせてあり、否が応にもテンション爆上がり!
底抜けに明るいロックンロールソングです。

バックの演奏もお見事!
難しいテクニックなど一切使わず、ひたすらシンプルで音数の少ないアンサンブルです。
ブラスセクションのようにドミノ方式で音を埋めていく手法は、まさに古き良きR&Bの手法です。
熟練のミュージシャンのなせる業ですね。

よく聴くと、歌詞の中にアメリカの都市名が散りばめられています。

New York City
Los Angeles
Washington D.C.
San Antonio
Philadelphia
Boston
Baton Rogue,
Tulsa
Austin
Oklahoma City
Seattle
San Francisco
Cleveland
Detroit

アメリカ全国ロックンロール行客といったところでしょうか。
聴くだけでアメリカ全土を旅しているかのような錯覚になるこの曲は、今も多くの人に愛されているロックのスタンダードとなりました。
時代を超えた名曲!

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