リンキン・パーク / ワン・ステップ・クローザー (2000)
1996年に結成されたアメリカのロックバンド。
2000年に発表されやデビューアルバム[Hybrid Theory]の2曲目に収録されています。
最早知らない人はいないであろうモンスターバンドです。
90年代中盤より、ヘヴィメタルと他ジャンルをミクスチャーするサウンドが流行していましたが、その最終到達地点がこの曲です。
ヘヴィなリフを基調に
ラップ
マシンビート
スクラッチ
メタルとは水と油だった要素を思いっきり打ち込んできました。
それでいて、ものすごくキャッチー
一度聞いたら絶対に忘れないほどのインパクトを誇っています。
Chester Benningtonのエモーショナルな歌とシャウト
Mike Shinodaの絶妙なタイミングで切り込んでくるラップ
このツインヴォーカルのスタイルは当時としては非常に斬新でした。
ドラムは極めてシンプル。
フィルインもほとんど叩かず、ひたすらビートを刻み続ける役目を担っています。
こういうジャンルだと、ついついテクニカルなプレイを見せつけてしまうドラマーが多い中、こういうスタイルを貫けるのは一つの個性です。
バックにはデジタルなビートが流れている中、生のドラムを乗せてノリを作るのは結構難しいんです。
その中で、楽器とのアンサンブルを意識しながら思わず体が動くようなリズムを打ち出せるのは、本当に実力のあるドラマーである証です。
屋台骨、縁の下の力持ち
いろんな表現がありますが、まさにそれに相応しいプレイです。
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