【曲紹介】Halford / Resurrection

ハルフォード / レザレクション (2000)

2000年にアリゾナ州フェニックスで結成されたヘヴィメタルバンド。
同年に発表されたデビューアルバム[Resurrection]の1曲目に収録されています。

[Judas Priest]での活動で『メタルゴッド』と呼ばれ、ヘヴィメタルの象徴となっているRob Halford率いるバンドです。
1993年に[Judas Priest]を脱退して以来、[Fight]や[2wo]等での活動でオーソドックスなヘヴィメタルとは距離を置いた活動を続けていました。
しかし世間が求める自身のイメージと真摯に向き合った結果、[Judas Priest]への復帰を決意します、
既にTim “Ripper” Owensを迎え入れて活動をしている彼らに『メタルゴッド』はまだ健在であるとアピールをすべく、自身の名前を冠したバンドを結成しました。
早速オーディションを開いてLAで活躍をしている実力派のメンバーを集め、プロデューサーには[Bruce Dickinson]のソロ活動を支えて[Iron Maiden]への復帰を後押ししたRoy Zを起用します。
自らがイメージづけたヘヴィメタルをこの時代に体現するために時間をかけたレコーディングを開始します。
こうして出来上がった本作は、まさに『メタルゴッド』の復活を表現するに相応しい名盤となりました。
その中から、バンドを象徴するタイトルトラックがこちらです。

そのタイトルトラックがこの曲!
意味はそのまま「復活」です。

れぇぇぇぇざぁぁぁぁれぇぇぇぇぇくしょぉぉぉん!と遥か彼方から聞こえてくる雄叫び
日本的な表現を使うと

「ふっかぁぁぁぁぁぁつ!」ですね。

どこの国も持っているセンスは同じみたいです。

ただ、復活と言っても80年代の古き良きメタルではありません。
ちゃんと2000年の非常にヘヴィなサウンドに仕上がっています。
その立役者がRoy Zです。
Tribe of Gypsiesでの活動や[Bruce Dickinson]のソロ活動をプロデュースして一躍有名になりました。

[Painkiller]を発表したばかりの時期のJudas Priestが持っていた音楽性と、[Pantera]がメタルシーンのトップに躍り出てからトレンドとなったダウンチューニングでヘヴィに仕上がったサウンドを見事に融合しました。
決してメロディアスに走らず、音は硬派に。
Rob Halfordも高音のシャウトを多用した攻撃的なサウンドに終始しています。

そして、曲のリズムをぐいぐいと引っ張っているのが変態とも呼ばれる技術を持ったドラマーであるBobby Jarzombekです。
テクニカルスラッシュメタルの[Juggernaut]でデビューし、[Riot]に移籍して来日公演でも凄まじいテクニックを披露していたプレイヤーです。

シンプルでタイトなプレイの中にもツーバスのテクニカルなコンビレーションを織り交ぜて耳を楽しませてくれます。
やはり、良いリズムがあると曲に締まりが出ます。
まさに、メタルゴッドの復活劇を演出した名曲です!

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