【曲紹介】Scanner / Not Alone

スキャナー / ノット・アローン (1989)

1986年にドイツで結成されたヘヴィメタルバンド。
1989年に発表された2枚目のアルバム[Terminal Earth]の2曲目に収録されています。

ドイツのマイナーメタルを語る上て話題に上がることも多いマニアの間で人気のバンドです。
マイナーレーベルよりアルバムを1枚発表した[Lions Breed]がシンガーの交代に伴って改名したのがきっかけで誕生しました。
1988年に大手インディーズレーベルNoiseと契約して発表した[Hypertrace]は、強烈なジャケットもさることながらパワーとスピードを兼ね備えたメロディックメタルサウンドでマニアたちのハートをガッチリ掴みます。
日本でもレーベルメイトの[Helloween]の人気にあやかって[Running Wild]や[Rage]と共にプロモーションが打たれました。
続くセカンドアルバムをレコーディング直前にMichael “M.A.J.O.R.” Knoblich(Vo)が突然脱退してしまいますが、[Angel Dust]にも在籍をしていたS.L. Coe(Vo)が加入して難を乗り切ります。
こうして完成した本作は、前作にも増してコミカルなメロディの増えた名盤となりました。
その中から、特にメロディが強烈なナンバーがこちらです。

とにかく、メロディがクサい!
ありえないぐらいクサいんです。
70年代の歌謡曲みたいなメロディラインが狂おしいほど胸を締め付けてくれます。

そして、メロディを歌うのが同郷のAngel Dustから移籍してきたS.L. Coe。
Kai Hansenに酷似した、褒め言葉とも逆の意味でも捉えられる個性的な声をしています。
これがまた曲に見事にハマってくれています。

もう、これだけで名曲確定!
ちょびっと情けない雰囲気を漂わせながらも、力一杯頑張ってくれています。

演奏も、この手のバンドの中では安定しています。
当時のジャーマンメタルバンドは、演奏に難があるバンドが意外とたくさんいたんです。
絶対にメジャーな存在になれない方向性ながら、マニアの心をがっちりとつかんでくれた名曲です。

それにしても、このジャケットをお店で見たらレジに直行したくなりますね。
マイナーなメタルバンドが発表した隠れた名作の雰囲気に溢れています。

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