【曲紹介】Kingdom / Lost In The City

キングダム / ロスト・イン・ザ・シティ (1988)

1886年にドイツで結成されたハードロックバンド。
1988年に発表された唯一のアルバム[Lost In The City]の1曲目に収録されています。

後に[Domain]と改名してメロディックな作品を多数リリースしたベテランバンドです。
1982年に解散したプログレッシブロックバンドの[Epitaph]が1986年に再結成。
デモ音源のレコーディングを行いますが、従来とは異なる音楽性であることとバンドの将来に可能性を感じてKingdomへと改名。
地元ドイツの大手老舗レーベルのTELDECより発表された本作は、ヨーロピアンな独特なメロディセンスを持つアリーナロックサウンドが多くのファンを獲得。
その中から、シングルカットもされたタイトルトラックがこちらです。

クサいクサ〜いメロディでマニアの間では非常に人気の高いナンバーです。
キーボードが派手に鳴り響くスタイルは、80年代王道のポップメタル!
どのくらい派手かっていうと、EuropeのThe Final Countdownに匹敵します。

歌も演奏も、これといって強い個性はなく堅実なプレイそのものなのですが、この曲はメロディが強烈!
本当に強烈!

まるで民謡!
それも、辺境の村で若者たちが豊作を願って村一番の美女と順番に踊るときのBGMみたいなメロディです。
一度聞いたら一生頭にこびりついて忘れられないと思います。
この一曲で、メロディアスメタルファンのハートをがっちり掴めたと思います。

惜しむべくは、日本ではほとんどプロモーションされず知名度が低いこと。
大々的な宣伝をしたら、相当な話題になったのではないでしょうか?

その後は同時期にデビューしたLenny Wolf率いる[Kingdom Come]と間違われることを嫌い、バンド名をDomainと改めて活動を続けます。
マイナーバンドがお好きな方は是非!

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