聖飢魔II / エガオノママデ (1998)
1982年に東京の早稲田大学で結成されたヘヴィメタルバンド。
1998年に発表された11枚目の大経典(アルバム)[MOVE]の1曲目に収録されています。
聖飢魔IIは悪魔のバンドです。
悪魔は人間にとっての悪い存在。
ダイナマイトで腐った頭の豚をコロしたり
尖ったナイフで腹ワタを切り刻んだり
血の海を飲み干したり
ダンプでウスノロの蛆虫を轢き潰したり
狂ったドリルで脳味噌を抉り出したり
舌を抜いたり
鼻を削いだり
爪をはいだり
毒の粉を世界にぶちまけたり
蝋人形にしたり
ミサでノリの悪い奴をコロしたり
悪虐の限りを尽くしている存在
にも関わらず、このタイトルです。
ふざけてるんですか?
再生ボタンを押したら、閣下の美声が流れてきます。
力強いバラードです。
8/6拍子のリズムが非常に心地よいです。
優しく包み込むようなギターワークがたまりません。
ブルージーでテクニカルな泣きのギターソロで涙腺が崩壊します。
苦しみながらも、それを表に出さず笑顔のままで耐えている姿を歌っています。
あんたら、悪魔でしょ?
こんな綺麗な曲歌ったらダメでしょ?
こんな綺麗な名曲で人を感動させたらダメでしょ?
でも、実は違うんです。
長年の活動で悪魔のイメージを人々に植え付け、それを非情なまでに裏切る高等テクニックの悪事です。
裏切りは、絶対にやってはいけない最低の行為。
それを、平然とやってのける聖飢魔IIは正真正銘の悪魔です。
万歳!
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