アングラ / パーフェクト・シンメトリー (2014)
1991年にブラジルで結成されたヘヴィメタルバンド。
2014年に発表された8枚目のアルバム[Seacret Garden]の9曲目に収録されています。
シンガーがRhapsody Of Fireのフロントマンとして著名なFabio Lioneに交代したことにより、これまでのメロディックパワーメタルからプログレッシヴメタルへと方向転換を遂げましたが、初期の音楽性を色濃く残しているのがこの曲!
4枚目のRebirthあたりに収録されていても全く遜色のないストレートなメロディックパワーメタルに仕上がっています。
アレンジは凝ったことは一切やっておらず極めてシンプル。
変拍子や唐突な展開も入れずに終止疾走する気持ちのいいスタイルです。
サビが終わり、ソロパートに移ってからはAngraらしいシンフォニックなパートも顔を出します。
このあたりはAmgraらしい非常にテクニカルでスリリングなユニゾンの応酬
本作を最後に脱退する中心人物の一人であるKiko Loureiroのプレイが余すことなく楽しめます。
Fabio Lioneは、得意のオペラを土台にした歌唱は抑えて前任であるAndre MatosやEdu Falaschiを意識した歌い方をしています。
Carry OnやNova Eraの絶大なインパクトに比べたらいくらか薄味ですが、やはりAngraはいいバンドだなとしみじみと聴ける隠れた名曲です。
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