【曲紹介】The Clash / London Calling

ザ・クラッシュ / ロンドン・コーリング (1979)

1976年にイングランドで結成されたパンクロックバンド。
1979年に発表された3枚目のアルバム[London Calling]の1曲目に収録されています。

ロンドンパンクの代表格であり、レゲエやニューウェーブを取り入れた斬新なサウンドは後続バンドに多大な影響を与えました。

冒頭で流れてくる超強烈なギターのカッティングで、これから何が起こるのかとワクワクが止まりません。
そこで飛び出してくるのはレゲエのスタンダードなベースフレーズ!
カッコよすぎ!
それ以前に頭おかしい!
何故こんなことをやろうとしたのか。
1979年当時で、このプレイをするセンスが半端ないです。

パンクには、演奏力の欠如が美徳とされている風潮があります。
パンクのアイコンとして有名なSex PistolsのSid Viciousがベースをまともに弾けなかった事実が、その風潮に拍車をかけています。

ただ、The Clashは例外です。
全員非常に高度な演奏テクニックを有していますが、特にドラムのTopper Headonのプレイは必聴。
ハイハットの使い方のセンスが人知を超えています。

イントロでは4分音符で叩く
歌が入ると、3連符で隙間を全て埋めるように叩く
歌の後半は、跳ねるようなシャッフルのリズムで叩く

全てを違和感なく使い分けています。
リズムのことを熟知していないと絶対にできないプレイです。

最も耳に残るのがのはヴォーカルのJoe Strummer
絶背の美男子とも言えるルックスの良さもさることながら、静かな怒りを吐き捨てるヴォーカルパフォーマンスはまさに圧巻です。
フロントマンとして理想的です。

褒めるところを探したらとめどなく言葉が溢れ出るロックの歴史を変えた名曲中の名曲!
このバンドがいなかったら、ミクスチャーロックの姿もまた違ったものになったかもしれません。

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