【曲紹介】The Jimi Hendrix Experience / Fire

ジミ・ヘンドリックス・エクスペリエンス / ファイア (1967)

1966年に伝説のアメリカ人ロックギタリストを中心にロンドンで結成されたロックバンド。
1967年に発表されたデビューアルバム[Are You Experienced]の8曲目に収録されています。

超超超超超有名どころきました。
音楽に全く興味が無い人でも「ジミヘン」の愛称とルックスは知っているはずです。
そして、ロックのスタンダードとして50年以上愛され続けているナンバーです。

この曲、ドラムパートがとても個性的です。
ぱっと聞いた感じだと、手数がめちゃくちゃ多くて忙しいドラムかと思いきや全然違いました。
しっかりと4分音符のビートをキープした上で、ぶっ叩きまくってます。
ギターとベースにとっては、ものすごく演奏のしやすいドラムです。

また、見事にベースとギターの邪魔にならないところを狙って叩きまくってくれます。
ギターとベースが何かフレーズを弾いたら、それに答えるようにドラムが何かを叩く。
これぞまさにアンサンブルです。
音で会話をしています。

その会話が激しければ激しいほど熱いバトルになり、観客が熱狂するわけです。
試しに、イントロから聞いてみてください。
本当に、弦楽器とドラムが交互にフレーズを奏でていますから。

このあたりは、ジャズやブルースからの影響が強いと思います。
そこを昇華して、この時代にこんなに激しい音楽を作り上げてしまったのは、天才的な発想と言う他ありません。
まさに、時代を超えたロックのスタンダードです。

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