【曲紹介】Motorhead / Overkill

モーターヘッド / オーヴァーキル (1979)

1975年に結成されたイングランドのロックバンド。
1979年に発表された2枚目のアルバム[Overkill]の1曲目に収録されています。

1975年にデビューを飾ってから、2015年に中心人物のLemmy Kilmisterが亡くなるまでの40年もの歳月を爆走ロックンロール一筋で貫き通した伝説のバンドです。
ヘヴィメタルとパンクの垣根を見事に打ち壊し、どちらのジャンルのファンからも熱狂的に迎え入れられたことからも、どれほどの影響力があったかが伺えます。
そんな彼らの数えきれないほど存在する楽曲の中でもトップクラスの人気を誇る代表曲がこちら!

当時としては非常に斬新な、曲の最初から最後まで一貫して激しいツーバスの連打が鳴り響くスピードナンバーです。
あまりに大音量で叩いてしまった為に、マイクが音を拾いきれずに音割れまで引き起こしていますが、そんなことはおかまい無し。
頭を鈍器で殴りつけるかのような音の塊が襲いかかってきます。

もちろん、歌や弦楽器達も一切負けてはいません。
ディストーションを聴かせてブリブリと地鳴りを上げるベースや、音の壁を作るかの如くコードを一心不乱にかき鳴らすギターが三位一体となって襲いかかってきます。
そこに、Motorheadの象徴であるアルコールとタバコで焼け切れた喉を使って咆哮するLemmyの歌が乗れば、後は何も要りません。

小難しいテクニックなどを挟み込む余地は一切なく、初期衝動とテンションの高さだけで楽曲を成り立たせるのは至難の業です。
彼らは、それをやり遂げました。
特に、エンディングに向かってのギターソロに差し掛かるあたりのテンションの高さは異次元です。
狂気の沙汰としか言い表せない様相には聴いている側の鼓動も早鐘のように鳴り始めます。

最大の聞きどころは、曲のエンディング後にダメ押しのようにスタートするドラムパート。
これで終わるわけにはいかないとばかりに、もう一度ギターソロを繰り返してようやくエンディングを迎えます。
と、思いきや!更にもう一回ギターソロを繰り返すのです。

テンションが上がりすぎて演奏を止められなかったのが原因なのですが、あまりの仕上がりの良さにOKテイクとして採用をしました。
ここが、後世まで語り継がれる名曲となった一つの要因ではないでしょうか。

全てのラウドなジャンルに計り知れないほどの影響を与えた、ロックのクラシックとも言える金字塔です。

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