【曲紹介】Black Sabbath / Iron Man

ブラック・サバス / アイアン・マン (1970)

1968年にイングランドで結成されたハードロックバンド。
1970年に発表された2枚目のアルバム[Paranoid]の4曲目に収録されています。

重く引きずるような重低音のギターリフにより、ヘヴィメタルが発展する基礎を作り上げた偉大なバンドです。
1070年2月13日の金曜日に発表したデビューアルバムは全英チャートを凄まじい勢いで駆け上がり、全米チャートでも23位まで上り詰めたます。
デビューするなり成功を手にしたバンドは、このチャンスを逃すまいとすぐさまスタジオに入りました。
前作からたった7ヶ月という短いスパンで発表された本作はバンド初の全英ナンバーワンアルバムに、アメリカではWarner Recordsより配給されてなんと全米12位に輝きます。
更には、それに連動して前作の[Black Sabbath]まで全英1位となる大成功を手にします。
本作は、バンドの代表作ばかりか70年代を象徴する名盤として語り継がれることになりました。
その中から、多くのヘヴィメタルギタリストが模倣することになる強烈なギターリフを持つナンバーがこちらです。

アイアンマンが近づいてくる足音のようなバスドラム
そして、目の前に現れたのを表現する沈み込むようなギター。
前代未聞のヘヴィサウンドです。

それだけでなく、リフも非常にキャッチーで覚え易いのがポイントです。
一度聞いたら絶対に忘れない最早古典芸能と呼んで差し支えないでしょう。

この曲の強烈な個性は、ギターリフとヴォーカルのユニゾンです。
歌の次元を超えて、ギターリフに歌詞がついているようです。

そして、リフはこれだけヘヴィなのにドラムは非常に軽快。
ハネたリズムでフルパワーで叩きまくっています。
これで、ドラムもヘヴィに叩いてしまったら曲のキャッチーさが台無しになるところです。
このコントラストが、名曲たる由縁でしょう。

実は、よく聞くとブルージーで哀愁漂うギターソロも聴けます。
リフにばかりでなく、こういうところにも聞かせどころを作ってくれるところが心憎いですね。

アメリカの大人気プロレスタッグチーム[ロードウォリアーズ]が入場曲として使用したことでも有名です。
ロックの歴史を語る上で決して避けて通ることのできない永遠の名曲!

Black Sabbathの他の楽曲紹介はこちら!

アルファベット別の記事一覧はこちら!

コメント

タイトルとURLをコピーしました