【曲紹介】Whitesnake / Still Of The NIght

ホワイトスネイク / スティル・オブ・ザ・ナイト (1987)

1978年にイングランドで結成されたハードロックバンド。
1987年に発表された7枚目のアルバム[Whitesnake]の3曲目(ヨーロッパ盤は1曲目)に収録されています。

David Coverdaleによるブルージーなハードロックバンドとして世界的に人気のあるバンドです。
[Deep Purple]解散後に立ち上げたソロプロジェクトが、そのままバンドへと移行。
しかし、本作発表時にはJohn Sykesを残してメンバーが全員脱退する危機を迎えます。
そのため、David CoverdaleとJohn Sykesのユニット形式で音楽性を新たに再出発を行いました。
こうして発表をした再出発アルバムは、全米2位を記録するモンスターアルバムとなります。
その中から、[Led Zepperin]へのリスペクトに溢れるヒットシングルがこちらです。

前作まではブルースを基調としたブリティッシュロックをプレイしたいましたが、音楽性が大幅に変化。
当時アメリカでトレンドになっていたポップメタルを意識したゴージャスなサウンドになりました。
かといって、明るく能天気な雰囲気は前面に押し出されておらず、イギリスのバンドらしい湿り気のあるサウンドは維持されています。

驚いたのがDavid Coverdaleの変化です。
ブルージーで味わい深い歌声から、ソウルフルなハイトーンになっています。
レコーディング中に喉にトラブルを抱えて手術をしたことによる影響かもしれません。
もしくは、Robert Plantを意識して歌っているからでしょうか。

なにしろ、この曲はLed Zepperinへ惜しみないリスペクトに溢れています。
歌はそのまま[Black Dog]で、ギターリフには[Immigrant Song)]、中間の劇的な展開は[Whole Lotta Love]が引用されています。
知名度のあるメジャーなバンドが、これほど解りやすい引用をするのは驚きです。

かといって、劣化コピーにならなかったのはさすがです。
予算をかけ、最先端のレコーディング技術を駆使して作り込まれたサウンドは絶品です。
特にJohn Sykesの太いギターサウンドは圧巻であり、まるで音が壁のように押し寄せてきます。
寸分の狂いも無い鉄壁のリズムとエモーショナルなソロは、派手なアレンジとの相性も抜群。
まさしく、この曲における顔となっています。

音楽性の変化についていけないファンからは、否定の声も挙がった事実は否めません。
一方で、その声を封じるかの如く一音たりとも妥協せずに作り込まれた商業作品でもあります。
80年代のアリーナロックを代表する名曲です。

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