メタリカ / ハードワイアード (2016)
1981年にロサンゼルスで結成されたスラッシュメタルバンド。
2016年に発表された10枚目のアルバム[Hardwired]のDisc1の1曲目に収録されています。
ヘヴィメタルのシーンにおいて最も商業的な成功を手にしたバンドとして知られています。
デビュー前よりスラッシュメタルシーンの中心に立ち、1991年に発表した通称『ブラックアルバム』と呼ばれる[Metallica]ではスピードを抑えたメロディアス且つヘヴィな作風で新しいヘヴィメタルの時代を作り上げました。
90年代後半からはバンドのイメージを気にしない自由な制作環境でマイペースな活動を続けますが、2008年に発表した前作の[Death Magnetic]では作風が大きく変化。
新メンバーに[Suicidal Tendencies]や[Ozzy Osbourne]との活動で著名なRobert Trujillo(Ba)を、プロデューサーには世界的なヒットメーカーであるRick Rubinを迎えてプログレッシブなスラッシュメタルの路線に回帰します。
その後もLou Reedとのコラボレーションをした企画アルバム[Lulu]を発表したり南極大陸のCarlini Baseでコンサートを行ったりと話題を振りまきますが、2015年からようやくニューアルバムの制作に着手。
前作から8年ぶりに発表された本作は、ディスク2枚組というボリュームで届けられました。
その中から、活動初期のようなシンプルなスラッシュナンバーがこちらです。
非常にわかりやすい高速スラッシュメタルです。
Metallicaの個性もバッチリ出てる!
曲としては完成され過ぎて非の打ち所がないです。
さすがはMetallica!
さあ、ここからスラッシュメタルとはどんな精神性を持った音楽がのお話になりますよー!
スラッシュメタルは、怒りに満ちています。
満たされない貧乏な若いミュージシャンが、抑えきれない衝動とMotorheadやVenomへの愛を音に込めてぶちまけている音楽です。
Metallicaのデビュー作にはそれがありました。
そこに、自分たちの音楽のルーツを余すことなく注入し、生まれ持った才能と見事に融合しました。
時代の流れを読み、これからの自分たちは何をすべきかを考えて実行しました。
その結果、彼らは億万長者となりました。
もう怖いものはありません。
そんそんな彼らに本物のスラッシュメタルを演奏できるでしょうか?
否!!
おっといけない、これ以上語ると色々と面倒になりそうです。
この記事は今後ブラッシュアップしますので、またの機会に!!
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