【曲紹介】Bon Jovi / Born To Be My Baby

ボン・ジョヴィ / ボーン・トゥ・ビー・マイ・ベイビー (1988)

1983年にアメリカのニュージャージー州で結成されたロックバンド。
1988年に発表された4枚目のアルバム[New Jersey]の3曲目に収録されています。

前作のSlippery When Wetで全米ビルボードチャート1位を獲得し、一気に全米ナンバーワンバンドに上り詰めた中で制作され、その余韻でなんと全米ビルボードチャートで4週連続1位を獲得したモンスターアルバムの中でも特に人気の高いのがこの曲!

冒頭のカウントからいきなり「なななな〜ななな〜ななな〜な〜♪」のキャッチーなシンガロングでだいたいの人はノックアウトされるはずです。
これだけで、もう最強!
名曲確定!

それでいて、ほのかに漂う哀愁が日本人の琴線に見事にヒットするんです。
イントロからBメロにかけて徐々に盛り上がっていき、さあサビで爆発するのか?と、おもいきや!
あえて盛り上がり過ぎずにシブく聴かせるサビにカタルシスを感じます。
日本人はこういうワビサビが大好きです。

この曲の何がいいかって、ポップでキャッチーなのに演奏が非常にパワフル!
それを演出しているのが、キューバにルーツを持つイケメンおじさんドラマーであるTico Torresです。
Bon Joviに加入する前から10年以上プロの世界で渡り歩いてきた名手で、素晴らしいテクニックを持ちながらもシンプルなツボを突いたプレイに徹する職人ドラマーです。

とにかく、音が素晴らしくいい!
バスドラムの「ドン!」とスネアの「バン!」だけでスタジアムのオーディエンスを揺らします。
その力強いリズムに引っ張られて楽器陣も全員超エネルギッシュなプレイをしています。
甘いルックスから少しチャラチャラした雰囲気を出していながら、演奏になるとバシッと決めるのがこのバンドの魅力です。

まさに売れるべくした売れた名曲!
全てのアメリカンロック好き必聴!

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