【曲紹介】Dio / We Rock

ディオ/ ウィ・ロック (1984)

1982年にニューヨークで結成されたヘヴィメタルバンド。
1984年に発表された2枚目のアルバム[The Last In Line]の1曲目に収録されています。

[The Beatles]と同じ時期に活動を始め、[Elf]、[Rainbow]、[Black Sabbath]と数々のバンドを渡り歩いてきた実力派シンガーのRonnie James Dioが、40歳を迎えた人生の節目に結成した自らの名を冠したバンドです。
[Black Sabbath]から引き抜いたVinny Appice、北アイルランドで活動していた[Sweet Savage]のVivian Campbell、[Rainbow]時代の朋友であるJimmy Bainと共にアルバムデビューを果たします。
その内容は、様式美に満ちたヘヴィメタルの名作として多くのファンからは絶賛の声が上がりました。
勢いに乗って[Rough Cutt]で活動をしていたClaude Schnellをキーボードとして迎えて制作された本作は、全英チャートで4位に輝くヒット作となりました。
その中から、メタルアンセムとして時代を超えて愛されている代表曲がこちらです。

中世ヨーロッパを題材としたクラシカルな楽曲を多数歌ってきた彼ですが、自分のバンドでは無駄な装飾は一切排除した愚直なまでに真っ直ぐなヘヴィメタルを貫いています。
サビで”We Rock!”の雄叫と共に繰り出されるメロイックサインがファンの心を掴むことに成功しました。

最大の魅力は、バンドメンバー全員の息が合った緊張感に溢れるのアンサンブルです。
イントロでVivian Campbellの弾く切れ味鋭いギターリフとVinny Appiceのスネアロールが絡み合い、そこにアタックの強いJimmy Bainのベースが強烈なアクセントを加えるアレンジは、まるで音を用いたバトルを繰り広げているかのようです。

[UFO]の[Lights Out]にも似た疾走感があり、否が応にも演奏のテンションが上がります。
基本に忠実な演奏を心掛けつつも、よく聞くと要所要所でテクニカルな小技を交えているのがわかります。
エンディングに近づくにつれ、それぞれのプレイが次第に派手になっていく高揚感がたまりません。
その場のテンションに合わせて、出てきたフレーズをアウトプットしているようです

もちろん、Ronnie James Dioも楽器陣に負けじと声を張り上げています。
日本のメディアからはヘヴィメタル界の北島三郎と呼ばれて親しまれているコブシを効かせて歌うスタイルは、この曲でも絶好調です。
いくらバックの演奏が目立ったところで、バンド名はDioであり、主役に相応しい人物は彼しかおりません。

アリーナ・ロックを象徴する名曲です。
Ronnie James Dioよ、永遠なれ!

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