ヴィンス・ニール / ルック・イン・ハー・アイズ (1993)
1993年からソロ活動を開始したロックシンガー。
同年に発表された1枚目のソロアルバム[Exposed]の1曲目に収録されています。
Mötley Crüeを脱退後、Billy Idolとの活動で知られているSteve Stevensを相棒に迎えて制作されました。
非常にスピード感のあるリフと、軽快なリズムのいかにもライブ映えするインパクト絶大な名曲!
まさに、Vince Neilの声にこれ以上なくマッチしたキャッチーなグラムメタルのスタンダードです。
ただ、Mötley Crüeそのままかと言ったらそこも違う路線です。
あくまでも歌のバックである立ち位置は確保しながらも、派手でアクロバティックなフレーズを切り込みます。
ギターソロになると、完全に「俺が主役だ!」とばかりにやりたい放題です。
堅実且つツボをついたプレイが得意なMick Marsとは対照的です。
それとは対照的にベースとドラムのプレイはかなり堅実。
Mötley Crüeはダイナミックなリズムで大きなノリと微妙な揺れが特徴的だったので、非常に御行儀の良い雰囲気が出ています。
ここがシンガーのソロアルバムとバンドとの違いですね。
この曲を聞くと、Mötley Crüeの中心人物はNikki Sixxであること。
同時に、Vince Neilの声は唯一無二である事実も再認識できました。
彼は、何を歌っても自分の色に染められる才能を持っています。
どう聴いてもMötley Crüeの曲には聴こえないけど、Vince Neilの歌です。
どんなジャンルでも通用する素晴らしいシンガーです。
Exposed
Vince Neil · Album · 1993 · 11 songs.
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