【曲紹介】Sepultura / Refuse/Resist

セパルトゥラ / レフュージ/レジスト (1993)

1984年にブラジルで結成されたヘヴィメタルバンド。
1993年に発表された5枚目のアルバム[Chaos A.D.]の1曲目に収録されています。
ブラジル出身のヘヴィメタルバンドとして、初の世界進出に成功したレジェンドクラスのバンドです。
その音楽性は実に幅広く、デビュー当時のサタニックなサウンドから近年でのプログレッシヴなハードコアメタルサウンドまで時流に合わせて自由自在に変化を遂げていきました。
本作発表の時期は、ストレートなスラッシュメタルのサウンドから民族音楽を取り入れたグルーヴメタルへ移行する時期であり、多くのファンに驚きを与えました。
そんな作品の中からバンドの代表曲とも言える重量級のナンバーがこちら!
ハイスピードで全てを薙ぎ倒すかの勢いで突っ走る楽曲で人気を博した彼らですが、速い曲はもうやり尽くしたとばかりにヘヴィでうねるビートを主体とした楽曲を作り上げました。
ちょうど、Panteraが重さにこだわった作風で世界的な人気を獲得時期で、多くのスラッシュメタルバンド達はここぞとばかりにブームに追従していました。
Sepulturaにもその影響は少なからずありましたが、冒頭で聞けるラテンパーカッションの激しい連打を始めとするブラジルの民族音楽をミックスし、新しい音楽を作り上げることに成功しました。
全体を支配するリズムは、かなり独特です。
スネアを叩くギリギリのところにバスドラムの高速連打を入れ、溜めの効いたビートに聞こえるように耳の錯覚を有効に使っています。
ギターがヘヴィでもストレートなリズムの多いジャンルの中で、ここまで訛りの強いリズムを打ち出したことは革命的です。
リズムの変化は、ギターサウンドにも大きく影響しています。
スラッシュメタル的な細かい刻みは影を顰め、ハードコアパンクからの影響が強いパワーコードのリフが主体となりました。
これによりMax Cavaleraの野獣のような咆哮と相性が抜群となり、より暴力的でダウナーな雰囲気を演出できています。
また、この曲のハイライトとして人気が高いのがギターソロパートです。
突然高速なビートで疾走を始めるパートは、元々のスピードが控えめだったことにより実際のテンポよりも数倍の体感速度を感じます。
ライブで観客を煽ることに関しては、これ以上なく効果的なアレンジです。
目を閉じれば、巨大なモッシュピットが現れます。
時流に合わせてスピードを落としたことにより、民族メタルと呼ばれる新しい音楽ジャンルを生み出した歴史的名曲です。
ヘヴィメタルの新しい形がここに完成しました。

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