キュー・ファイヴ / ロンリー・レディ (1984)
1983年にシアトルで結成されたヘヴィメタルバンド。
1984年に発表されたデビューアルバム[Steel The Light]の2曲目に収録されています。
ギターに装着するトレモロシステムの開発者として有名なFloyd Roseを中心としたバンドです。
自分の名前を機材に名付けたので、ギタリストなら知っている人も多いと思います。
愛用者にはEdward Van Halen、Neal Schon、Brad Gillis、Joe Satriani、Steve Vaiなど超有名どころがずらり!
そんな彼もバンドをやっていたんです。
しかも、正統派ヘヴィメタルバンドを!
知名度はそこまで高くないのですが、曲も演奏もかなりレベルが高いですよ!
その中でもメロディアスで特に人気が高いのがこの曲!
イントロから物凄い哀愁が漂ってきます。
もう、メロメロ。
ミドルテンポでどっしりと重いリズムに載せて、ギターが演歌のようなメロディを奏でています。
ヴォーカルのJonathan K.も素晴らしいシンガーで、ハスキーな声質でメロディをしっかり丁寧に歌うスタイルです。
彼の声は、曲の持つ哀愁と相性が抜群です。
ギターソロではFloyd Roseが自分の作った機材でぎゅわわわわぁぁぁぁん!とアーミングを決めまくっています。
こういうプレイが大好きなんでしょうね。
これといって凝った曲展開もなく、非常にシンプルな楽曲です。
それだけに、メロディの良さと演奏の上手さが際立ちます。
とにかく、この曲は哀愁!
熱いものを胸に秘めた男たちの哀歌です。
まさに、隠れた名盤の中に入っているキラキラと輝く名曲!
掘り出し物でこういう曲を見つけ出すと嬉しくて仕方がありませんね。
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