ヴィクトリー / ザ・ハンター (1985)
1984年に結成されたドイツ人とアメリカ人の混合バンド。
1985年に発表されたデビューアルバム[Victory]の1曲目に収録されています。
Fargoのメンバーに、Ted NugentやGary Mooreの作品に参加をして名を上げたアメリカ人シンガーのCharlie Huhnが合流してラインナップが固まりました。
そして、[Scorpions]のRudolph Schenkerに気に入られ、1stアルバムからいきなりの全米デビューを果たします。
そのせいか、楽曲はジャーマンメタルらしさは皆無。
[AC/DC]や[Aerosmith]などに多大な影響を受けたシンプルなハードロックです。
ヘヴィなシャッフルのリズムに合わせて、思わず体が動き出してしまうようなベースラインで始まるこの曲は、[Boz Scaggs]の[Lido Shuffle]を彷彿とさせます。
新人バンドとは思えません。
そして、浮遊感のあるこれ以上なくシンプルなギターリフが最高に心地よい。
よくあるメタルバンドとは明らかに違います。
プロの世界の第一線で10年近く揉まれてきたCharlie Huhnのハスキーな声の素晴らしさは言わずもがな!
メロディを丁寧に歌い上げ、時には激しくシャウトする何でもできるスーパーシンガーです。
1stアルバムの1曲目から名曲が生まれました。
この曲のせいで他の収録曲が全く耳に入らなくなってしまう結果になってしまったのはご愛敬。
ドイツのバンドを語る上で絶対に外すことのできない1曲です。
ちなみに、サブスクリプションでは配信されていません。
こんなにいい曲なのに・・・
Helloweenのプロデューサーとして有名になったTommy Newtonがギターを弾いてるバンドなのに・・・
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