【曲紹介】Children Of Bodom / Hate Crew Deathroll

チルドレン・オブ・ボドム / ヘイト・クルー・デスロール (2003)

1993年に結成されたフィンランドのメロディックデスメタルバンド。
2003年に発表された4枚目のアルバム[Hate Crew Deathroll]の9曲目に収録されています。

チルボドの愛称で親しまれ、2020年に権利関係の問題で活動終了後、Bodom After Midnightとして再出発したことでも話題になりました。
非常にわかりやすいメロディックデスメタルとしてメタル初心者おすすめバンドとしても頻繁に紹介されます。
理由は、とにかくメロディがキャッチーであること!
そして、テクニカルなギターとキーボードのソロを中心に楽曲が構成されていること。
この二つの要素が人気の秘訣となっています。

本作はそんなChildren Of Bodomの作品の中でも特に人気が高く、代表作であり最高傑作として紹介されることが非常に多い作品となっています。
まあ、わたしのような初期3部作至上主義者も中にはいますけれども。
そんな作品のラストを飾るタイトルトラックです!

キラキラしたシンセのアルペジオとヘヴィなギターリフの対比がとてもバランスが良く、Alexi Laihoのデス声がなければ普通の正統派メロディックメタルです。
オーケストラヒットの音が頻繁に入るのもこのバンドの特徴です。
むしろ、他にオーケストラヒットを使ってるデスメタルバンドを知りません。
デス声が入っていなければ、普通のヘヴィメタルです。

ただ、この作品からなのですがリフが若干モダンになりました。
北欧メロディックデスメタルに影響を受けたアメリカのバンドが始めた「メタルコア」の要素を取り入れており、逆輸入とも言えます。
これまでは、いかにも北欧メタル的な良い意味で田舎くさいメロディに溢れた楽曲ばかりだったのですが、洗練されたリフで楽曲が埋め尽くされ始めました。
通常、プラスに働く要素がわたしのような初期3部作至上主義者には決してプラスに働くとは限りませんが、まあそれは別のお話

別のバンドとして生まれ変わったChildren Of Bodomと思えば、ワールドワイドな人気を獲得できるのも納得です。
まさに代表曲!

Children of Bodomの他の楽曲紹介はこちら!

アルファベット別の記事一覧はこちら!

コメント

タイトルとURLをコピーしました