マイケル・シェンカー・グループ / ルッキング・フォー・ラブ (1981)
1979年にイングランドで結成されたハードロックバンド。
1981年に発表された2枚目のアルバム[MSG]の7曲目に収録されています。
[Scorpions]や[UFO]で活躍したドイツ人ギタリストのMichael Schenker率いるバンドです。
前年に発表されたデビューアルバムは、レコーディング前に相次いでメンバーが脱退したことで、スタジオミュージシャンの力を借りてGary Barden(Vo)とのユニット形式で発表されました。
ですが、キャッチーなメロディラインとMichael Schenkerの弾くエモーショナルな泣きのギターソロが全面に出た名盤としてバンドの代表作として多くのファンを魅了します。
その後、ライブパフォーマンスのためにバンドメンバーを補充。
元[The Sensational Alex Harvey Band]のChris Glen(Ba)、[UFO]で活動を共にしていたPaul Raymond(Key)、そして[Rainbow]を脱退したばかりのCozy Powellを新たにメンバーへと加えて本格的なバンド形式での活動を開始します。
全てのメンバーが作曲に関わった本作は、よりパワフルでメロディアスな名盤として長らくファンから愛され続けます。
その中から、泣きのギターソロが強烈な人気曲がこちらです。
泣きのギターといえばMichael Schenker!
その泣きの部分が大爆発した曲といえばこれ!
ギターが咽び泣いています。
いえ、悲鳴をあげています!
なんて言うんでしょう、ここまでやってくれると耳が幸せです。
ただひたすらエモーショナルです。
どこまでも果てしなくエモーショナルです。
そして、脇を固めるCozy Powellの重い重いシャッフルビートがたまりません。
バスドラムを「ドッコドッコドッコドッコ」と踏み鳴らしてくれています。
Gary Bardenのキーが高くて全く歌えていないけれども、音符に起こすとガチクソキャッチーな歌メロも最高です。
この人、実は作曲能力が半端じゃないんですよ、
Michael Schenkerはギターリフとギターソロしか作れない人です。
歌メロと歌詞をつけて作曲をするのがGary Bardenの役割。
数々の名教を作ったのは彼です。
そんな天才が二人そろって生まれた歴史的名曲がこちら!
どうぞ、最後のフェードアウトまで泣きのギターに酔いしれてください。
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