ラット / バック・フォー・モア (1984)
1981年にロサンゼルスで結成されたヘヴィメタルバンド。
1984年に発表された1枚目のフルアルバム[Out of the Cellar]の7曲目に収録されています。
アマチュア時代に発表したEP収録曲のリメイクになります。
あっちは5分超えだけれども、こちらは余計な展開を省いて3分ちょっと
コンパクトになりました。
歌と演奏と音質が格段に向上し、ドラマチックな展開は全て削られています。
この曲は、とても不思議な感覚です。
静かなアコギから始まるので、ドラマチックな曲かと思いきや直球なグラムメタルのリフが始まるし
Aメロでは変てこりんなギターリフとベースのスラップ奏法が入るし。
サビも全く盛り上がらない。
全てが平坦。
なのに、妙にクセになるんです。
ヴォーカルの毒々しくて個性的な声と、全体から漂う地下室的な雰囲気がそう感じさせているのでしょうか?
後に、華々しいヘアメタルサウンドに変貌していきますが、この頃は薄汚れたライブハウスで凌ぎを削っていたヤサグレた感じが詰まっています。
ヘアメタルムーブメント初期の名曲!
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