エアロスミス / やりたい気持ち (1975)
1970年にアメリカのボストンで結成されたロックバンド。
1975年に発表された3枚目のアルバム[Toys In the Attic]の5曲目に収録されています。
イギリスのロックンロールに強い影響を受けたアメリカンハードロックバンドとして、長きにわたってトップに君臨をする伝説の存在です。
1973年のデビューを飾ると、[Dream On]がシングルカットされて大ヒット。
それに伴い、前作の[Get Your Wings]は1年以上に渡って全米チャート200位圏内に入り続けるロングヒットを記録しました。
そして、1年間の精力的なツアー活動はプロデューサーのJack Douglasが別バンドかと思うほどにバンドを成長させます。
ツアー中に生み出された様々なアイデアを集結させて制作された本作は、全米チャートで初登場11位まで上り詰めて初期の代表作と称される名盤となりました。
その中から、バンド初のTop40のヒットシングルとなったナンバーがこちらです。
ミドルテンポで浮遊感あふれるハードロックナンバー。
ライブでは欠かさず演奏される超人気曲です。
タイトルを直訳すると[甘い感情]
意訳すると[いやらしい気分]
Aerosmith風に解釈すると[むらむらしてきたぜ]
当時の邦題は[やりたい気持ち]
一言で言うと、エッチな歌です。
淫靡なベースのソロから始まり、徐々に音数が増えてきて、最後にはグラムロック風の毒々しいギターリフが大音量で鳴り響く。
そして、Steven Tylerの猥褻な言葉が辺りを支配します。
ラストは、乱行パーティーに発展したかのようなギターソロが激しく響き渡ります。
まさに、女性を口説いて事に及ぶまでをストーリーにしたかのような名曲です。
ドラマー視点で見ると、バックでシャカシャカ鳴っているシェイカーがとても曲の雰囲気に合っています。
まるで、女性が腰を振っているかのようなグルーヴが感じられます。
Aerosmithは昔からこういうのがとても上手ですね。
コメント