ヴァウ・ワウ/ ステイ・クローズ・トゥナイト (1986)
1975年に東京都で結成されたハードロックバンド。
1986年に発表されたVow Wow名義では3枚目のアルバム[III]の8曲目に収録されています。
日本のハードロックシーンを作り上げ、イギリスに渡って国際的な活躍をした伝説的バンドです。
1984年のメンバーチェンジをきっかけにバンド名をBow WowからVow Wowへと改名。
新加入の人見元基(Vo)の強烈なパワーを持った歌唱と厚見玲衣(key)のシンフォニックなシンセワークが加わり、音楽性もヘヴィメタルへと転換します。
レーベルをVAPから東芝EMIのサブレーベルであるEASTWORLDへ移籍して発表した前作の[CYCLONE]からは歌詞が全て英語となり、世界を視野に入れた活動を展開。
いよいよ活動拠点をヘヴィメタルの本場であるイギリスに移すべく、プロデューサーには[AC/DC]をはじめ[Iron Maiden]や[Motorhead]等の名盤でエンジニアを務めていたTony Platt迎えて日本人っぽさを払拭するべく発表したのが本作です。
英語の発音からサウンドメイクまで徹底的に突き詰めた作品は、日本が誇るヘヴィメタルの名盤として多くのファンから愛されています。
その中から、シンフォニックで耽美なヘヴィナンバーがこちらです。
このバンドを語る上で避けて通れないのがソウルフルな人見元基の熱唱と、エモーショナルこの上ない山本恭司のギター。
まあ、このあたりはご年配の方たちが自身の若かりし頃の思い出話と一緒に語りまくっているので割愛します。
どっしり重いシンプルなヘヴィナンバー。
と、思いきや!!
サビで飛び出すこのクラシカルな旋律は凄まじいインパクトですよ
厚見玲衣さんのシンセは本当に素晴らしい。
ネオクラシカルメタルと間違えるような雰囲気です。
なんとドラマチック!
チェンバロの音ってずるいですね
まるで教会にいるかのような気持ちにさせてくれますから。
決して有名な曲ではありません。
アルバムを買ってくれたファンに贈る隠れた名曲です。
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